マチの長屋 Nagaya house in Machi
地域にひらき、移住者が交流しやすい土間リビング
都市圏に暮らすシニア層を対象にした移住体験施設の計画である。
多世代交流・協働を促し、地域貢献ができる環境を実現するため、元・林業研修センターを重層長屋として改修(用途変更)し、
移住を促進するためのお試し居住施設を整備した。
移住者が長期間滞在しても過ごしやすいよう開放的な間取りとしながらも、十分な断熱・遮音性能を確保し居住性の向上を目指した。
さらに新しく住まう地域に慣れ親しみやすいようファサード側に広々とした土間空間を設け、気軽に居住者同士や来客者の交流を促すスペースとして機能している。
内部には、構造補強を兼ねた格子天井を組みこみ、シームレスに内外を跨ぐことで、外の風景へとつながることを意図した。
寝室とリビング、キッチンなどは木製建具で仕切ることが可能で、来客時でも生活感が表出しない計画としている。
所在地 | 徳島県三好市 / Miyoshi city, Tokushima , Japan |
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用途 | お試し居住施設 |
建築面積 | 94.27㎡ |
延床面積 | 169.1㎡ |
工事種別 | 改修 |
協働 | y+M design office |
施工 | 丸浦工業 |
写真 | 笹倉洋平 |
構造 | tmsd |
complete. 2018.03 |